自律神経に働きかける呼吸
自律神経失調症とは
自律神経は交感神経と副交感神経でできていますが、交換神経は神経バランスのアクセルの役割を持ち、副交感神経は神経バランスのブレーキの役割を持っています。ストレスなどでこの神経バランスが崩れると、耳鳴り・めまい・頭痛・うつ・不眠・動悸・消化不良・便秘・下痢・肩こり・冷え性・ほてり・生理不順・頻尿など様々な形での症状が現れます。自律神経の乱れによってこれらの症状を起こす場合自立神経失調症といいます。
自律神経に働きかける呼吸法
呼吸は、横隔膜を上下することにより肺が膨張収縮を行いガス交換を行う運動です。 この横隔膜周辺には自律神経が集中しています。元々呼吸は自律神経の作用により無意識に行われますが、呼吸により横隔膜を意識的に動かすこともできるため、自律神経を呼吸によりコントロールすることができます。
腹式呼吸
息を吸う時に、胸郭が膨らむ呼吸が胸式呼吸です。そして、おなかが膨らむ呼吸が腹式呼吸です。
腹式呼吸は自律神経系の集中している横隔膜を大きく上下することになります。従って、自律神経を刺激して活性化することができます。
腹式呼吸は交感神経・副交感神経の双方を活性化させます。ストレスの多い現在社会においては特に副交感神経の活性化が重要になってきます。長生き呼吸では、双方の交感神経を活性化しますが特に副交感神経(ブレーキ役)の活性化を顕著にもたらせます。
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