2年半の不眠症(5:おしまい)

<不眠症からの解放>

 睡眠の質が改善されることで、死ぬほど体がだるかった朝の起床や日中の眠気が少しずつ確実に変化してきました。 

私は仕事で、車を使うことが多いので車の中でもこの呼吸法をするようになりました。ラジオや音楽はOFFにして、運転と呼吸に集中するようになりました。 

バスや電車の不快感や不安感もあまり気にならなくなりました。バスや電車に乗るときも呼吸法を行っていればいつの間にか目的地につくようになりました。  


およそ2年半続いた不眠症は呼吸法を継続することで、ようやく終止符を打つことができました。決めた呼吸法を始めて3か月くらいの事です。 長い不眠症から開放されたからとは言え、時には仕事や対人関係のストレスでイライラしたり落ち込んだり不安になって眠れない時期が訪れることがあります。私の場合、呼吸法は大きなお守りになっています。多くの場合はこの呼吸法で乗り切れます(時間を長くしたり、回数を増やしたり)。


 今では上記の方法とは他にも体調に合わせて別の呼吸法も行っています(例えば気力を回復するための呼吸法)。また、丹田呼吸をより意識的に行うための器具も作りました。これらは別の機会にお話しさせていただければと思います。 

丹田呼吸と健康法

ストレスの多い現代社会において、不眠やうつ病、パニック障害や自律神経失調症といったとても苦しい心身の不調に対して、自分で軽減できる方法を模索されている方々も多いことと思います。また、スポーツや仕事でメンタルを安定する方法を模索されている方々もいらっしゃいます。丹田呼吸はこれらの問題に対処する方法の一つです。丹田呼吸を軸にそういった方々に役立つ情報を提供できればと思います。